ネガティブな感情に取り込まれているとき、ポジティブを拾う方法

感情と共感

このところ、結果を設定をしています。

外部のセミナーや講座に参加するとき、その会場に足を踏み入れる前に、
「今日この会を終えてこのドアを開けて出るとき、私はこんなふうでありたい。」
という結果を「設定」してから会場入りしています。

その結果は、そのときに思い浮かんだこと。
自分の笑った顔や同じ講座に参加する仲間と笑い合っている姿
私が自分の中心で感情を捉えて、心に沿って話すことができていたり
そんな在り方の想像です。

そして実際に会が終了し、同じドアを開けて会場を後にする時には
そんな設定をしたことをすっかり忘れているのですが、
後から思い出して振り返ったとき
「あ、設定したように終えることができた。」と気付きます。

朝、瞑想をするようになったのですが、
今日をどんな一日にしたいのかを自分に問うて、
ぼんやりイメージをして終える。
そして一日を始める。

すると、なんとなく、そんなような時間を過ごすことになるんですね。

これってやっぱり、意識が現実を創るという体験しているんだなと確信しています。

ただし、これが実現するためには、
「ポジティブな感情を感じる分量が多い」ことが必須、ということも実感するようになってきました。

私たちは古代のDNAのおかげで、ネガティブを感じやすいようにできています。

危険や不安は恐怖に直結するから、逃げろ!避けろ!守れ!の防御反応としてネガティブへの感度は高い。
社会も、競争したり、優劣や序列があるためにポジティブよりもネガティブを感じやすい構造になっている。

そしてネガティブな感情に取り込まれると、感覚が利かなくなるのです。

あなたはこんな経験ありませんか?
家族で食卓を囲んでいるとき。父親が傲慢で、家族の頂点に君臨しているような感じ。母親が並べた料理にケチをつけて、母の労もいとわずに「俺これ食べないよ」と言い放つ。自分の思うような食事が出てこないと怒号を飛ばず。母親は父親の態度を恐れている。そんな食卓に夕飯だと呼ばれテーブルにつき、父親や母親の顔色を窺っては神経を張り詰めて食事をするー。

そんなとき、母親が一生懸命作った料理の味を、あなたは味わうことができるでしょうか。

マイナス感情に囚われているとき、五感の感度は一気に下がるはずです。

感情を感じているときは感情を感じます。
感覚を感じているときは感覚を感じます。

実は感情と感覚は真逆です。
感情と感覚を一度に味わうことはできません。

あなたがマイナスの感情に囚われているとき。
それを「苦しい」と感じることができたら、あなたのネガティブな気持ちが少し緩みます。

感情は「感じてあげると」解放されるからです。

”マイナス感情なんて嫌なほと感じてるよ!”という声が聞こえてきそうですね。
感じても心が軽くならないとき、そのとき感じているのは自分の感情ではなくて、
「マイナスの感情に囚われている」という状態に取り込まれている、というのが正しいのかもしれません。

そんなときは、ほぼ、五感を感じられていないはずなので、

料理の味はもとより、盛り付けの鮮やかな彩り、煮物の野菜の丁度よく切られた大きさや食感を感じる感覚は1ミリも残されていないかもしれません。

そんなときは「自分が自分を救おう」と発想を転換していきましょう。

どんな状況下に置かれようとも、

どんな苦しい感情に見舞われたとしても、

感情にのまれたとしても。

想像してみてください。
船に乗っていると天候が荒れ、揺れたはずみに甲板から海に投げ出されてしまった。
海は大荒れで、あなたは溺れる恐怖にただただ手足をバタつかせ、荒波に飲み込まれてしまった。
そんなとき、波から顔を少しだけ海面に上げ、息が少し吸えたとしたら、どうでしょうか。

荒波にのまれそうで恐怖に陥りながらも、自分の状態を確認することができるのではないでしょうか。

近くに木片が浮かんでいる。仲間が浮き輪を投げ入れてくれた。
意外にも、船は近くにいるんだ!とわかるかもしれません。

感情にのまれたとき、感情の荒波から顔を上げることができるのは、
「今、どんな気持ちなのか」を言葉にして認識してあげることです。

「ああ、いま苦しいな~」
「辛い・・キツイよ・・」
そう言葉にできたら、味わってあげてください。
「今苦しいんだね。苦しくて当然だよ」
「辛いよね、こんな雰囲気だもん、居るだけで辛いよね」

味わうことは実感することです。
感情を実感する深さが深いほど、感情が解放されていきます。

すると、1%ずつくらい、少しずつ、気持ちが軽くなっていきます。
海面から息が吸えた瞬間です。
息が吸えると、感情から同じ分量で離れ、感覚が戻ってきます。
感覚が戻ってくると、さっきまでまったく感じられなかった料理の味に、焦点が当たってくるかもしれない。

そのとき、「・・ああ、おいしい。」
そんな少しの感覚が、ポジティブを拾うということになります。

ネガティブな状況にあっても、こうやって、ポジティブを少しでも拾うことができます。
これは決して、空気を読まないとかポジティブシンキングをしましょうということではありません。

むしろ空気を読んで、場に合わせるからこそ感情にのまれると言えるかもしれません。
ポジティブシンキングは、傷付いた自分の心を偽り、更に傷つけることになりかねません。

どんな場であっても、例え父親に恐れを感じ、母親に気の毒な気持ちを持ったとしても、
今感じている自分の感覚や感情を、地球上でもっとも大切なものとして取り扱い、
目の前の料理を「ああ、おいしい」と感じていく。

そんなあなたの1%のポジティブが現実を好転させていき、
ひいては、同じ食卓を囲む両親やきょうだいの心を軽くしていく現実をも作り出していくことになります。

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