幼い頃の心の癖を、体からほどいていく

こころとからだ

仕事を終えてうちに帰るとどっと疲れる。
夕飯食べたらもうお風呂も入りたくないくらいへとへと。

週5日働くのがしんどい。
職場の同僚は毎日リセットして勤務している感じがする。

私は出勤してPCの電源をONにすると、昨日のそっくりそのまま続きを始めるような、気持ちまで引きずっているよう。

周りと同じ仕事をしているのに、私はなぜ、こんなに疲れてしまうんだろう。
一生懸命まじめに仕事しているのに、なんだかミスも多いし効率が悪い・・・
なんだか自分だけダメだな・・・

もしあなたがこんなふうに毎日とても疲れてしまう自分に困っていたら、ちょっと確かめてみるといいかもしれないことを書きますね。

周りに人がいると無自覚に緊張したり、必要以上に気を配って、体も心もがちがちになっていませんか?

混雑した店で食事するとか
出掛けた先でイベントに参加するとか
そういうことは平気で。

いざ、会社やグループの習い事とか、周りが知り合いになると気になって、なんとなくリラックスできない。

あなたは子どもの頃、家族の中でどんなふうに過ごしていましたか?

親の様子が気になって、いつも顔色を伺っていませんでしたか?

遊んでいると、〇〇しなさい!と怒られたり、親が監視するようにあなたのやることなすことに口出ししてきて、落ち着いていられなかったとか。

親がいつ何時干渉してくるか分からないから、ご飯を食べているときでもつい、親の顔をチラチラ見て、怒っていないか確認したり。

もし思い当たることがあるようだったら、職場でも集団の習い事でも、子どもの時に家族の中にいたときのあなたの状態を再現しているのかもしれません。

親の目を気にしていつも気を張って、安心して自分のことに集中できなかった。
心からリラックスできなかった代わりに、体を緊張させて強張らせていた。

自分を戦闘状態に置いているんですね。

そんなふうに、いつも緊張したり警戒したり、外側に意識を向ける癖が付いてしまった。

だから、周りの人と同じ仕事をやっていたとしても、周りを気にしながら仕事している分、あなたの脳は余計なエネルギーを使っているから疲れてしまうんです。

そんなに疲れて、当たり前なんです。
それ程ものすごく疲れていたのに、あなたは人より何倍も努力して頑張ってきた。

だから、自分だけどうして出来ないの?って思うのは、決してあなたが出来ないんじゃなくて、自分を捉える見方が違っているだけだからね。

そうまでして頑張ってきた自分を、今こそ見つけてあげましょう。

「あ、なんだ、そうか。確かに緊張してるな」と過緊張な状態に気づいたら、
ふ・・と力が抜けませんか?

自分がダメなんじゃなくて、ただ、外側を意識して体に力が入っていただけ。
だったら逆に意識して、力を抜けばいいんだ。

そうすると、周りを見ていた意識が自分に向いて、外側に放出していたエネルギーも自分に戻ってきます。それを自分のために使っていけばいいんです。

心も体もつながっているから、ひとまず体を緩ませることを意識してみてくださいね。
そうすれば、心の緊張も緩んでいきます。

それを繰り返すことで、辛かった心の癖が、あなたのための新しい癖に変わっていきます。

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