昨日の夜は、あまりよく眠れなかった
いつもの6時に時計のアラームがピピピピピピと鳴り止まない
だって止めるのは目覚まし掛けた本人だもの
でももう起きなきゃ・・・外は雨の音。カーテン越しの光が鈍い。
遅刻しちゃう。わかってる
でも脳が「まだ寝ていたい」と言っている
そうやって、脳と思考が押し問答すること10分
マズい、もうそろそろマジで起きなきゃ
こんな寒い日、朝ごはん食べずに出かけたくない

ゆらりと体を反転してベッドから体を起こした
洗面所に顔を洗いにいったら
家族に声を掛けられた
「(会社に)間に合うのか?」
「・・ああ、まぁ」
無感情で答える
「会社に間に合うのか?」は気持ちが外側に向いている言葉
寝不足で目がなかなか開かないから、顔をしかめていた
両目は真っ赤
そんな顔や状態を、見てないんだ
だいじょうぶ?眠れなかったの?とは聞いてくれない
じぶんの状態を観察して、感じて、配慮するなんて40℃近い熱が出た時くらい
そんな状態までいかないと、自分を優先することが「ダメなこと」と言っているようなもの
親子でそんな会話を続けていると、外側に合わせなくちゃ、がんばらなきゃ、
が生きるクセになっていく
他人優先で、自分の気持ち、やりたいことを無意識に抑えてしまって
自分はどう思っているか、どうしたいかを封じ込めて
相手がどう思うか、どうしたいかに意識が向いて
そのために自分が動いていくようになる

あなただって、眠れない夜、起きれない朝があるんだよ
そんなときも、毎日同じように「間に合うのか?」って言われたら
ほんとうはどんな気持ちがする?
いや、そう言われたからじゃない
起きれなかったとき、もう少し眠りたかったら
ちゃんと体の言うことをきいてあげよう
時間休が取れるなら、1時間でも休もうよ
遅刻したっていい、と自分に許可しよう
寝不足なんて大したことない、ってしんどい気持ちを素通りしないで、
まずは体を優先してみるのは大事なこと
こんな朝のひとコマなんて、人生でいったら些細なことなんだけど
人生を引いて見たら、
あなたが自分にしている、こんな小さな無理強いを緩めていくと
少しずつ、我慢をやめて楽に生きていけるからね


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