自分の意識が現実を作り出すことは、量子力学で実証されていることだし、信じていました。
だけど実際自分に起こることは、せいぜい共時性(シンクロニシティ)止まりで(本当は、私がちゃんと観ていなかったから、気が付いていないだけだったんだろうけど)。
それが、本当に目の前で起こったのです。
初めて開催した音楽療法では、プログラムをこなすことより、参加者さんと対話を楽しもうと思っていました。
そんなわけで、参加者さんとの対話を「セリフ」で考えました。
私:「秋と言えば、何を思い浮かべますか?」
参加者さん:「・・・・」
私:「(様子をみて)・・・私はですね、秋と言えば真っ先に”栗”ですね!ゆでても焼いてもほっこり甘くて大好きなんです。皆さんは何かお好きなものはありますか?」
参加者さん:「・・・柿!」
私:「あ!柿ですか!いいですね~。柿は熟々派ですか?それともパリパリ派ですか?」
参加者さん:「私は熟したのが好き」
→その後、熟々派かパリパリ派で多数決を取る―。
と想定して、一人芝居で練習したんですよね。
そして迎えた本番。
私:「秋と言えば、何を思い浮かべますか?」
参加者さん:「。。。」(ワタシノ心ノ声:『おお、沈黙だ!じゃあ話をリードしよう。』)
私:「・・・私はですね、秋と言えば”栗”です!ゆでても焼いてもほっこり甘くて大好きなんです。毎年楽しみなんですよ~。皆さんは何か、秋の味覚で思い浮かぶものはありますか?」
↑このように対話が進んでいきました。
そして、参加者さんがお答えされたもの。それは、、、
『柿』
だったのです!
私は、「・・・、ああ!柿ですか!!いいですね~~。ちなみに柿は熟々がお好きですか、それともパリパリがお好きですか!?」
と話しを受け取って流れに乗りつつ、内心、
『キターーーー!!』
と大興奮していました。
湖から伝説の金の斧を探し当てるより、ずっと範囲は狭く限定されているとは思いますが、お芋やサンマがあって然るべきと思うのです。
それが、『柿』!
そして食感のお好みの方に挙手して頂き、場がとても和やかになって、『季節の歌』にスムーズに移行したのでした。
実はもう一つ、想定問答にドンピシャでハマったものがあって、音楽療法は冒頭から、ものすごく気の良い流れに乗って進む感覚がありました。
そもそも、このセッションは、とても和やかに運ぶだろう。そう信じきって臨んだ私がいたんですよね。
本当に驚きました。
目の前で観察した現実は、私の意識が創ったのですね。
広大無辺な意識のエネルギーを感じた出来事でした。