喉の異物感

こころとからだ

10日ほど前から、のどぼとけの辺りに何か引っかかりを感じ始めた。
何か食べているときより、座って静かにしているとき、クッ、と丸いものがあがってくる異物感。

気になって仕事帰りに耳鼻咽喉科で見てもらった。
鼻から挿入された内視鏡が映し出した私の鼻腔、上咽頭、喉の奥、声帯。

モニター画像から、粘膜もただれなく、声帯にポリープなど何も出来ていませんよ、きれいですね。
という診断。ひとまずホッとした。
でも、ホッとした矢先に、喉の奥から異物感がクッ上がる。

「今も上がってきました。何も出来ていないのに異物感を感じることってあるんですか?」
「あるんですよね。なにかストレス感じているとかありますか?」
「うーん・・・ありますけど、普通のレベルだと思います。」

症状がない場合、喉の違和感には漢方薬になります、と説明を受け「半夏厚朴湯」を処方された。

ストレスで生じる喉の違和感は、「咽喉頭異常感症」といって、別名ヒステリー球ということを知った。確かに球状のものが喉にあって、出すことも飲み込むことも出来ない感覚。

強いストレスを感じたとき、確かに呼吸は浅くなるし、喉が狭くなって声が出しにくくなる。口腔内が乾き、飲み込みにくくもなる。

私は緊張気味なんだ。

そして、喉の違和感を、喉から何か出したいのに出せないから詰まっている、と考えると、無意識から見れば、「自分自身を言葉で発したいのに、発していない」という意味だろう。

こんなふうに、からだを通して願望が現れてきたんだ、ちゃんと発信させてあげないといけないなー。

そして、感じているストレスを「普通のレベル」と称したことを、振り返ってみた。