今日は身近な方からこんなお話を伺いました。
その方の小学生のお子さんは体操クラブに所属していて、国内大会に出場するほどのレベルだそうです。年末年始の休みもわずか4日間で、練習があったとのこと。
そのクラブでは指導が厳しいと感じる保護者もいて、クレームが入ることもあるそうです。その厳しさを、「ある保護者の方が“昭和な感じ”って言うんだよね」と表現していたのが印象的でした。
その話をしてくれた方自身は、「今の子どもたちは甘やかされて育っているから、あのくらいの指導は普通だと思う」と言っていました。
どのような指導が「厳しい」と映っているのか、詳しいことはわかりませんでしたが、親は子どもの社会活動において、いろいろと心配したり、思うことがありますよね。
私も、子どもが空手をやってみたいと言い出して体験に参加させたとき、小学校低学年の我が子に6年生の子が相手になったのを見て、体格差にハラハラしたことを思い出しました。
親は、子どもが他者から受ける態度に敏感です。ときに、子ども自身が何かを訴える前に、親のほうが先に反応してしまうこともある。
明らかに危険な場合は、身の安全のために介入する必要がありますが、
今回のお話しのように、親が我が子に対する他者の態度が厳しいと思うとき。
親御さんが自分の子を通して自分自身を見ている心の景色が、目の前に顕れることがあります。
親が、我が子が他者に厳しくされている(と見る)と、子ども自身が訴えるのではなくて、親が反応する。
『昭和は厳しかった』という親御さんが、時代のイメージでそう表現したのか、昭和時代に厳しさを味わったのかは分かりません。
ただ、何か直接または間接的に体験した厳しさが親御さんの心の中に無自覚にあって、その体感覚を我が子を通じて追体験しているとしたら、そのシーンの見え方が変わってきてしまうんですよね。
もし親御さんが「自分の子が何かすごく厳しい仕打ちを受けている。すごく嫌。すごく心配。」
そんなふうに思っていたら。
そんな気持ちを持った自分にとことん寄り添ってもらいたいなと思うのです。
そして、じゅうぶん認めてあげたあと、少し自分に問い合わせてほしいと思います。
なぜ、私はこんなにザワザワするんだろう?と。
どんな気持ちで子どもを見つめていそうでしょうか。
感情は、自分にとってめちゃくちゃ重要な情報なんですね。
だからこそ、湧き上がった気持ちを素通りせず、ちゃんとキャッチしてあげることが、目の前の出来事をどう受けとめ、どう関わるかを見極める土台になります。
親御さんが自分の気持ちに気が付いて受けとめられたら、次に子どもが練習する場面を見たとき、自分の心の穏やかさや、子を見るその見え方の変化を感じられるのではないかなと思います。


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