自分を否定しない。感情にはネガティブのポジティブもあって、どんなふうに自分が感じても、全部OK。
そうは言っても、いざ、人間関係でごたつくと、やっぱり気になってしまう。
この言い方で、処し方で良かったのかな・・・
もっとうまく対処できたんじゃなかったのかな・・・
これらは「相手」とのやり取りの中で感じることであっても、
実は「私と私」のやり取りの中の課題でした。
先日、同僚のAさんが担当していた仕事の引継ぎの依頼がありました。
私の状況として、Aさんのやり掛けの仕事を引き継ぐオーダーが2回続いていて、それに不満を感じていました。そのとき何も言わず、2回とも我慢して引き受けていたんですね。
上司から、今回の話の背景として、Aさんの確認作業が終わり、件数がたくさんある中から、確定した一部を進められる状況になり、Aさんには他の業務に集中してもらいたいから私に依頼したい、という説明がありました。
「またか!」と最初、イラっとしました。その後、確かに量も多そうだし大変だろう・・・。出来ることは協力したい。そんな気持ちが湧きました。
私は、今手をつけている自分の仕事を終えた後、確定している件数だけを引き受けることにしました。
ただ、自分の希望としては、できれば最初から自分を担当者として依頼してもらいたいと思っていることを、率直に伝えました。
それから、「引継ぎが続いて、仕事のバックアップ要員のように感じています」と、思わず言ってしまいました。
これが本音でした。
でも、話し合いの「結果」が”きれい”に終われなかったため、むちゃくちゃ自責してしまったんですね。
感情をぶつけるような形で、言ってしまった感覚もあって。
今日、心理の研究会があって、このことを話しました。
私が上司に伝えた言葉が、もっともっと自分の心に沿った形で、丁寧に言えていれば、自責することはなかったということが判りました。
『昨年引継ぎが2回続いたので、ざんねんに思っていました。引き継ぎではなく主担当として割り振りをしてもらいたいと希望を持っていました。その時に伝えることができませんでしたので、今、改めてお伝えしています。』
私の心がホッと安心して満足するのは、こんな伝え方でした。
自分の状況を丁寧に説明することをせず、省略して伝え、感情だけ伝えてしまった。
だから相手には、私の状況や気持ちが分からなかったと思います。
私はまだまだ自動的に、先に、相手を慮ってしまう。
それは、子供のころ親に話をちゃんと聞いてもらえなかったから、
話を端的に聞いてもらえるように、自分の話を端折るクセがある。
だから相手には、自分の状況や感情が、私の本心に寄り添った形で伝わらない。
ここが改善ポイント。
この自責の念は、コミュニケーションが理想通りに運ばなかったことではなくて、本当は、私が私の本心に寄り添って伝えられなかったことへの、「自分を大事にできなかった・・」という申し訳ない気持だったんですね。
また一つ、自分を発見することができました。
そして、あとからこれまた気が付いたこと。
自分の本音を伝えられたことは、本当に良かったですし、受けとめて頂いた上司の方にも、感謝の気持ちが湧きました。この話し合いを引きずることなく、通常運転で接してもらって、彼も、人の気持ちを大事にしてくれる方だったんですよね。