マイナスな連鎖の終了は、感情がカギ

見えてくる世界

四毒抜きを提唱しているよしりん先生は、近年爆発的に増えている「子宮内膜症」の原因を、植物性の油と乳製品と甘いものだと言っています。

私は20代で卵巣嚢腫になり、片方の卵巣を取りました。今の分類基準でいうと悪性の腫瘍です。
約1年間、当時勤めていた会社を休職して化学療法を受けました。

当時私は実家に暮らし、母親の手料理を食べていました。母は栄養バランスを考えて、たくさんの食材、旬のものを使って、調味料も化学的なものを使わず、時間をかけて丁寧に料理をし、毎日食卓に並べてくれていました。

そんな食生活を送っていた私は20代で、既に癌化するほど四毒を取り過ぎていたのでしょうか?

もしかしたら、そういうこともあったのかもしれません。

ただ私は、私の病気の原因は「感情」にあったと、今では確信しています。

同じような意識下にいると、似たような状況を作りだすことがあります。

例えば「虐待」。親から虐待を受けた子が、心身の痛みを避けたいはずなのに、自分が親になったとき、葛藤をかかえながらもネガティブな言動を我が子に向けてしまう。

病気も、当てはまると考えられませんか。

私の母も、20代で卵巣嚢腫になりました。
そんな経験から母は、私に遺伝したわけではないのに、自分の体質が似てしまったのだと思って、「辛い思いさせて、ごめんね。」と謝りました。

意識の側面から捉えると、その意味で、遺伝という見方ができるかもしれません。

母の「意識」が私に引き継がれているからです。

女性が、婦人科系疾患にかかるとき。
女性性に問題を抱えていると、何らかの形で婦人科系に現れる。

母については直接的には知りませんが、
私は確かに、そう振り返ると、性に悩んでいました。

だとすると、生物学的な遺伝はもちろんあるとして、
同時に、意識も家族間で伝播しあって引き継いでいくとしたら、家系的な表れ方があるように思えてなりません。[悪い]意識を引き継いだことが[悪]ということではないのです。

虐待や病気が課題の重心ではなく、
そうした世代間の負の連鎖を終わらせると意図したとき、主眼を、自分の「感情」に置いてみる。
病気になる前に、自分の感情はどうだったか。何をどう感じていたか。または、感じていたけれど、見過ごしていなかったか。なぜ見過ごしたのか。

現実は、出来事と感情の結果です。
感情=意識が現実を創ります。だからこそ、感情が重要です。

嫌だったけれど我慢した、したかったけれど思いを抑圧した。自分より相手を優先した。悲しかった、寂しかった。

そんな[ネガティブな意識を引き継いだかもしれないけれど]自分の今の気持ちをありのままに感じて、じっくり受けとめていく。そして、自分の気持ちに率直に応えてあげる。

本当はしたいと思っていることをして、本心を相手に話してみる。

そうすると、もしかしたら未病で終わり、病気になったとしても次第に治り、再発を防いだりする。
こんなふうに負でつながってきた鎖を、自分が自分で断ち切ることになります。


こんな家系の流れを変えていく鍵は感情にある、と捉えると、「自分はすでに、解決する術を持っている」と思えてきませんか。